日本消費者行動研究学会 会員各位
2021年10月
学会誌『消費者行動研究』
特集論文運営委員会
委員長 田中洋

『消費者行動研究』特集論文号 募集要項

特集論文号の目的

『消費者行動研究』は、日本消費者行動研究学会の機関誌として、消費者行動研究の分野において有用かつ高水準の理論的・方法論的・実践的な論文などを公表することを通じ、消費者行動研究の科学的発展に貢献することを目的としています。

このような意欲的な目標を掲げ、学会は『消費者行動研究』の刊行を続けてきましたが、学会創立30周年に先立ち、2018年度より新倉貴士会長のイニシャティブのもと、学会誌諮問委員会が発足し、学会誌の再活性化を目指し新スキーム案が提出されました。この案を踏まえて、消費者行動研究コンファレンスのプログラム編成と学会誌『消費者行動研究』の体制について新しい方針が策定されました。

この方針では、@春のコンファレンスに「特集論文セッション」を設けること、A学会誌『消費者行動研究』で特集論文号を通常の投稿号と並行して刊行すること、Bこれらの実施のために「特集論文運営委員会・編集委員会」を設置すること、が大きな柱となっています。また、特集論文セッションのテーマは、学会全体を考慮して、特定の分野に偏らず公平に設定・編成するよう、役員会と総会で審議事項とすることとされています。

上記のような学会活動活性化という目的に基づいて、以下のとおり特集論文を募集いたします。特集論文への投稿を目指す研究者・大学院生の方々からの多くの応募を期待しております。

なお、本募集内容は会員総会での承認を経ています。

第2期 募集内容

「レビュー論文特集」

今回の特集論文では、消費者行動に関わるさまざまな研究領域を対象としたレビュー論文を特集することといたしました。
レビュー論文とは、例えば

  • 特定のテーマに関する過去の研究を独自の視点で整理することにより、これまで見過ごされてきたが、今後重要となる研究の方向性を明らかにする論文
  • 過去の研究において、
  1. 相反する結果が得られている
  2. 異なる理論的説明がなされている
  3. 相反する影響・効果が示唆されている
などといった研究群が存在することを指摘した上で、それらに関する理論的考察から新しい命題や仮説を提示する論文
  • 定量的データの分析を通じて従来の研究状況を明らかにする論文

などが考えられます。

変化する消費者環境や消費者課題に着目し、消費者行動に関わる独自の気づきや新しい視点、研究領域を提案する意欲的なレビュー論文の投稿をお待ちしております。特に若手の研究者および大学院生の皆さんに、新しい視点を柔軟に取り入れた先鋭的な議論を展開していただけることを期待しますが、キャリアを問わず、ご投稿をお待ちしています。

出版までの流れ

査読審査にて採択された論文は、2023年春のコンファレンスでご発表頂いたのち、再度の審査を経て2023年末にオンライン版として先行出版される予定です(その後、紙媒体の『消費者行動研究』に掲載されます)。

審査手順

〔第1段階の審査〕

応募された論文に対して、コンファレンスでの発表が可能かどうかを審査します。ここでの審査と選考は、特集論文編集委員会が行います(特集論文編集委員会が任命した査読者によって、ダブルブラインドで実施されます)。

〔第2段階の審査〕

コンファレンスでの発表後に提出された論文に対する審査をします(査読回数は2回までに限定)。ここでの審査は、特集論文編集委員会が行います(コンファレンス発表により著者が明らかになるため、この後の査読はシングルブラインドとなります)。

(第2期)全体的な流れとスケジュール

【第1段階】コンファレンスへの応募と発表

査読を経て発表可となった場合、2023年春のコンファレンスで発表して頂きます。

2022年 10 月1日
応募受付開始
2023年 1月 6日
応募締切
2023年 3 月下旬頃
発表諾否の査読結果通知
2023年 5 月
春のコンファレンスにて発表

【第2段階】論文の投稿と出版

発表時のフィードバックを反映させた修正稿を提出して頂きます。詳細な日程や要領等は、追ってお知らせいたします。

2023年 7 月頃
修正稿締切
2023年 9 月頃
論文採否の査読結果通知
2023年12月頃
採択論文をオンライン版として先行出版
 
その後、紙媒体の『消費者行動研究』に掲載
その他

会則の[付則4] 学会賞に関する規定の改訂を行い、新たに「特集論文賞(口頭発表と論文)」が追加されました。学会賞は、各年の秋季研究コンファレンス時の役員会において決定し、会員総会においてその結果が報告されます。「特集論文賞」は、各年の応募の中から、コンファレンス特集号セッションでの発表と、『消費者行動研究』特集論文に掲載された中から特に優秀な発表と論文を選定し、その著者に授与されます。受賞対象はJACS会員とします。

授賞数は、既設の「優秀論文賞」、「研究奨励賞(青木幸弘賞)」と、新たな「特集論文賞」の3賞を合わせて5編の論文を上限とします。なお、共著論文が授賞対象論文として選定された場合には、授賞人数が5名を超えることがあります。(研究奨励賞は1会員1回のみの授賞)※詳しくは、「会則規定」をご覧ください。

募集概要

論文は、下記要領に従ってe-mailにてご投稿下さい。

論文の体裁

  1. 論文原稿(10,000〜15,000字程度)を、第2期・発表応募締切(2023年1月6日)までに添付ファイルとして送付してください。
  2. 冒頭に、和文要旨(250〜450字以内)、英文要旨(語数指定なし)、キーワード(5つ以内)を明記してください。
  3. 文字数には、タイトル、注釈、図表、参考文献を含みます。
  4. 提出するファイルは、原則Microsoft Wordとします。※予備としてPDFによる原稿も添えてください。
  5. その他の詳細(注釈、図表、引用文献の記載方法など)に関しては、『消費者行動研究』投稿規定』を参考にしてください。

e-mailのタイトル

「日本消費者行動研究学会 第66回コンファレンス 特集論文応募」

e-mailに添付するもの

以下のファイル2点を添付してください。

  1. 原稿ファイル(WordとPDFの両方)
    本文に加え、要旨、キーワードなども、すべて1つのファイルにまとめてください。
  2. 応募フォーム
    下記のリンクをクリックし、応募フォームをダウンロードのうえ、必要事項をご記入ください。
 

e-mailの送付先

日本消費者行動研究学会 事務局
(第2期・受付期日:2022年10月1日〜2023年1月6日まで)

なお、事務局に送付後、必ず受領メールを確認して下さい。原稿送付後、7日以上経過しても受領メールが届かない場合は、再度お問い合わせください。また、通常使うメール・アドレスからの送信をお願いします。

注意事項

 
  1. 著者のうち1名は学術会員または学術学生会員である必要があります。
  2. 和文要旨(250〜450字以内)は、コンファレンスの報告要旨集に掲載させていただく可能性があります。
  3. 投稿者が査読者に特定されることのないように、投稿時には原稿ファイル内に投稿者の氏名や謝辞等を書かないようにしてください。
  4. コンファレンスでの発表後、修正稿の提出を辞退することは出来ません。発表後、修正稿は必ずご提出ください。
諾否審査の通知

コンファレンス発表の諾否審査については、特集論文編集委員会にて審査・選考したうえ、2023年月3月下旬頃までに決定し、メールにて通知致します。

第2期・特集論文運営委員会
委員長 澁谷  覚(学習院大学)
委員有賀 敦紀(広島大学)
石田 大典(日本大学)
須永  努(関西学院大学)
第2期・特集論文編集委員会
委員長澁谷  覚(学習院大学)
委員石淵 順也(関西学院大学)
西原 彰宏(亜細亜大学)
山ア真理子(鹿児島大学)
第1期 募集内容

第1期の募集内容についてはこちらをご覧ください。

お問い合わせ先
ご不明な点は、日本消費者行動研究学会 事務局までお問合せください。
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